本書は、教育方法を分かりやすく解説することを目指して編まれている。
教師の仕事は、単に教えることではない。大切なのは、生徒の学びをサポートすること、子どもたちがより豊かでより幸せに生きるために彼らの自己変容を助けることである。
本書では、教育を「学びを支援する相互行為(interaction)」と考えたい。すなわち、ここでいう教育方法とは、「教える」ことに特化した教授方略ではなく、広く学習者の「学びを支援する」工夫や知恵のことである。
子どもたち一人ひとりに、人として真に豊かに生きるためのもっとも重要な方途を示唆する教科書。