• Author荒俣宏
  • Publisher講談社
  • ISBN9784062140522
  • Publish Date2007年7月

アラマタ大事典

303のヘンな話で好奇心と知識欲を刺激!
学校では教えてくれないけど、知れば知るほど面白い雑学の数々。「トリビアの泉」の荒俣ハカセが子どもたちのために惜しみなく膨大すぎる知識と資料を披露します。小学生から大人まで、読めば好奇心があふれだす、これまでになかった事典!
・本書「アラマタ・ヒロシ」の項より
わたし、荒俣宏は1947年7月12日、東京生まれ。幼稚園のときに、近所の貸し本屋で、宇宙から化け物まで、本の世界を探検しはじめた。中学生になると、海の世界のすばらしさにおどろき、生物採集に熱中。また、絵が得意だったのでマンガ家をめざした。大学生になって文学のおもしろさを発見、英語のファンタジー小説を翻訳する仕事をはじめた。サラリーマン時代には、コンピューターの担当となり情報科学や人工知能などに飛びついた。32歳で会社を辞め、百科事典づくりに参加した。百科事典の項目に「トリヴィア情報」を加える仕事をしたあと、博物学という古くて新しい学問を再発見。博物学を広めたいと思うようになってからは、多くの本を書き、テレビにも出演しつづけている。
 この事典もアラマタ式博物学の方法にのっとってつくられている。そのポイントは、次のとおりだ。
1 物事には、「事実」と「別の見方」と「フィクション(つくりごと)」がある。事実は骨にあたり、別の見方とフィクションは個性やおもしろみの源となる。ヘビは事実で、龍はフィクションだが、その両方を探求したくなる力を好奇心という。
2 教科書で勉強すれば物事を手早く知ることができるが、実感はもてない。京都を写真で知るのと、京都に出かけてみるのとでは、感動の質がちがう。
3 学校で学ぶのは、知識。いいかえれば情報にすぎない。これをおもしろい「知の冒険」にできるかどうかは好奇心と行動力にかかっている。
4  好奇心の源は、おどろきと感動だ。「なぜ?」と「ヘェー!」を感じるものなら、なんでもおもしろくなる。

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