2060年6月。ニューヨーク市警の警部マクマスターズの16歳の娘ディーナが、自宅で惨殺体で発見された。彼女は何度もレイプされた末に紋殺されていた。かつて実の父親にレイプされつづけたイヴは、ディーナと自分を同一視しつつ、捜査に乗りだす。犯行の手口からは強い怨念が感じられた。果たしてだれにたいする怨念なのか?被害者にたいして?警察であるマクマスターズにたいして?が、イヴやロークたちが懸命に捜査の網を狭めようとしている頃、姿なき犯人はさらなる殺人の準備に取りかかっていた…。