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  • 著者白石一文
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062771160
  • 発行2011年12月

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

カワバタは胃ガンであった。手術の直後から、数年前に死んだ息子が自分をどこかに導こうとする囁きが聞こえ出す。格差社会、DV、売春――思索はどこまでも広がり、深まり、それが死の準備などではなく、新たな生の発見へとつながってゆく。発表されるや各メディアから嵐のような絶賛を浴びた、衝撃の書。(講談社文庫)
胸に刺さる矢とは? 山周賞受賞の渾身作。カワバタは癌に侵されていた。大物政治家Nの追及も、行く手が幾重も阻まれ、恐ろしい罠にはめられてしまう。そんななかカワバタはある運命的な出会いをする。

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