四国統一を成し遂げ、天下を夢見るも、関ヶ原で敗北。山内政権下で「下士」へ転落、雌伏の後、明治維新を期に家名復活へ。秦の始皇帝を遠祖とする一族の興亡を末裔が描く。七十代、二千年に及ぶ血脈の「大河の一滴」までさかのぼった歴史のロマン。「歴女」に大人気、長宗我部元親の原点がここにある。