本書は、非武装永世中立(論)の現代的意義を提示するものである。この基本的モチーフを、大きくは三つのテーマを通して論証。第一は永世中立の比較法政研究を通して、第二は日本における非武装永世中立論の検討を通して、第三は自衛権(個別的・集団的自衛権)および自衛隊の海外派兵論の批判的検討を通してである。