「僕達のようなものが社会福祉事業をやってもよいのか」と呟く精神科医と自称・世捨て人が始めたケアハウスは、建物も運営方法もお年寄をできるだけ管理しないことを目指したものだった。ケアハウス施設長が描く「清冽な野の泉」のような体験記録。