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  • 著者京極夏彦
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062755016
  • 発行2006年9月

陰摩羅鬼の瑕 中 分冊文庫版

人は皆、死と直面していますよ――と中禅寺は云った。
「ただ忘れているだけだ」
由良由良由良。頭から離れない。あの青白い顔が。あの硝子玉の目玉の鳥の死骸の群れが――。伯爵家での事件を解明できぬまま、警察を辞めた伊庭銀四郎。再び疼きだした心の傷を癒すため、伊庭は京極堂に赴く。一方、「鳥の城」では関口が花嫁・薫子を護っていた。だが、僅かな時間、薫子は一人になった――。

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