• 著者京極夏彦
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062752077
  • 発行2005年10月

鉄鼠の檻 2 分冊文庫版

もう解りました。あなたの腹に巣喰っている大きな鼠の正体が
「もしやあの男――本気だったか」。不可解な呟きを残し、今度は老師の大西泰全が惨殺された。天下の険の懐深く入り込んだ捜査陣はなす術もない。空しく仙石楼に引き揚げた骨董屋の今川、カメラマンの鳥口、そして文士の関口。そこに待っていたのは京極堂による、典座(てんぞ)・桑田常信(くわたじょうしん)の「憑物」落としだった。

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