モサド東京支局に、イスラエルへの亡命を求めていたCIAエージェントがその数日後、自殺を遂げた。支局長・乃木譲二は、CIAが彼の潜在意識に何らかのプログラムを組み込んでいたことを知る。さらにこの件を内偵中だった部下・エバン惨殺の報を受けた譲二は、諜報員のモラルを守るため、モサドの誇りを賭けてCIAと闘うことを決意する。熱い諜報界を描くノンフィクション・ノベル。