天地が初めて分かれたこの世の始まりの時。高天の原に現れた神々の名を、諸説あるものは、気にいったもの勝手に採用、しかも大胆に意訳。意味不明なものは根拠なく楽しい解釈をでっちあげる。面白けりゃいい主義で読む「古事記」。百人一首を歌謡曲の流行り歌で解釈鑑賞する仰天「小倉百人一首」。室町物産の壮烈な企業ドラマを描く「太平記」。日本古典文学をバラエティ豊かに学ぶパスティーシュ9編。