野にうち捨てられた死体が腐乱し、白骨となって朽ち果てていく。この強烈な主題の絵画を「九相図(くそうず)」と呼ぶ。本書は、初公開も含めた土佐派・狩野派の絵巻をカラーで収載し、近世期の版本を影印で収載。現在確認される九相図(九相詩)を集成。