本書は楽器の演奏技術と音楽表現の隙間を埋めようとするものである。学習の初期段階で立ちはだかる問題は他愛もない場合が多い。経験や熟練したアイディアが不足しているので、適切な解決法を得るのがむずかしいのだ。このようなとき本書は「最小の努力で最大の効果を得る」コツを教えてくれるだろう。