"臨床という海"を巡礼する。森の中に、癌患者に対して特色あるキュア&ケアを提供している不思議な病棟があった-。その他、臓器を提供する国ができたら? エイズウイルスたちの陰謀会議を盗み聞きすると? 宇宙の病院では医療はどう変わるのか? など、臨床医である著者が、「病む」人への深い共感とともに、時にシリアスに、時にコミカルに医療の現在と未来を旅した痛快エッセイ。