植物のように生きることを運命づけられた幼い命を救うために、現代医学の限界に挑む若い医師。ヒューマニズムとは何なのか、愛とは何なのか、そして命の"重み"とは-外科医として、文学者として、人間の魂と肉体の気高さ、はかなさを見つめつづけてきた作者が、永遠の命題をあらためて問い直す力作長編。