小笠原真備はお人よしな性格が災いし、中々成績を上げられない生命保険の営業マン。だがその正体は、武蔵野を中心に人知れず悪霊調伏をする稀代の天才陰陽師だった。平日の営業訪問で霊的に問題がある家を見つけ、週末に姉弟子の御子神ゆかりと共に悪霊調伏をしている。ある日の飛び込み営業中、真備は豪邸に住む清楚な女子大生・二条桜子と出会う。保険に興味を持った桜子は真備の話を熱心に聞き、訪問先の紹介までしてくれるが、どれも悪霊絡みの「週末案件」な家ばかりで-!?