ソーシャルファームとは、障がい者や労働市場で不利な立場にある人(ホームレス、シングルマザー、出所受刑者など)に働く場を提供することを目的とした社会的企業のこと。企業的経営手法を用い、税金の負担も少なく、障がい者を含む就業困難者を多数雇用することを特徴としているため、一般就労でも福祉的就労でもない「第三の雇用の場」ともいわれている。
ソーシャルファームはイタリアで発生し、欧州を主に設立されて成果をあげ、日本でも広がりをみせはじめている。内外の多様な実践例をもとに事業展開の必要性、可能性を提示し、あるべき姿、仕組みを探っていく。