この『物語の森へ』は、2012年3月に刊行した、『絵本の庭へ』につづく「児童図書館基本蔵書目録」の第2巻です。戦後から今日までに日本で出版された内外の児童文学(創作物語、昔話、神話、詩など)から、子どもたちと物語を読んできた経験をもとに、約15年かけて選びました。子どもたちに手渡し続けたい作品1600冊余りを収載しています。
各作品の面白さや特徴が簡潔に伝わる内容紹介文をつけました。また、子どもがその作品をどのように受けとめるか、どんな子に向くかといった点にも言及しています。歴史的な背景や再刊・新装版などの出版履歴も掲載。児童文学の基礎知識が得られる小事典としても活用できます。
さまざまなテーマやキーワードから本を探せる詳細な件名索引も充実、ながめていると展示やブックトークのアイデアがうかぶはずです。
図書館や文庫、学校などでの本選びや読書指導に幅広くご活用いただけます。もちろん、ご家庭での読書にもご利用ください。