古代インドに誕生し、中国を経て日本に伝来した梵字は、仏を表わす神聖な文字として尊ばれ、独自の意義を持つにいたった。江戸中期に慈雲尊者飲光の確立した筆法にもとづいて、その書写の基本から種子・真言の読み方、寺院用書式の書き方などを詳解。