「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
これぞ泥沼
記憶を失くした見知らぬ妻。彼女はやはり、地獄からの使者なのか。
元刑事・甲賀悟郎はいつだって自問自答、「やめとけ、俺」「わかってる、でも」。
『炎蛹 新宿鮫5』以来、15年ぶり書き下ろし
愛と悲しみのどんでん返しに向かって突き進む超高速弾丸エンターテインメント
講談社創業100周年記念出版
「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。そこに「奥さんを保護しました……」という警察からの電話。借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性・李青珠が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。
甲賀悟郎と李青珠。初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
“エンタメ・サンタ”大沢在昌が2010年冬に贈る、鉄板ジェットコースター・ストーリー