欧米のバスルームの主流は、浴槽のほかに便器や洗面器が組み込まれたものであり、本書の大部分もそのような設備を対象としているためである。さらに洗濯や公共施設での周辺設備などにも話は及び、それらの全体に対して建築学的・人間工学的、さらには社会学的・心理学的に多角的な検討が加えられて、数々の具体的な提案へと展開している。