アジア女性基金ができて三年。基金がやっていること、基金に参集した人たちの気持、償いを受け取ってくれた被害者の気持、拠金してくださった国民の方々の気持などは、これまでほとんど明らかにされてこなかった。本書は、「慰安婦」問題を、基金とのかかわりも含めて、読者がさまざまな角度から考え、理解を深める手助けになる。