子どもが幼いときに、いい詩に出会うと、やさしい気持ちが引き出されて、他人の悲しみがわかる心が育ちます。お母さんやお父さんは、いい詩を子どもが赤ちゃんのときから、声に出して読んであげるのがよいでしょう。美しい言葉は、耳から入って一生の宝ものになるのです。中川李枝子さんの詩「手をつなごう」や、瀬田貞二訳アリンガムの「思い出」、みらいなな訳ゾロトウの「へんてこりん」と、名詩が目白おしです。