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  • 著者野崎直治
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121009517
  • 発行1989年12月

ヨーロッパ中世の城

ヨーロッパ中世における防備施設としての城は、その建築美や堅固な防備組織が今日多くの関心を集めている。いっぽうで「中世は城塞の時代」といわれ、また「中世の政治は城塞の政治である」とも断定される。本書は城塞を支配の中核として把え、城塞がヨーロッパ中世の法制史や国制史の中で果した役割をその初期から、火薬の発明と火器の使用により15世紀以降、城塞が軍事的機能を喪失するまでの全期間にわたり、多角的に検討する。

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