.NET Framework3.5ならびにVisual Studio2008から導入された新たなデータアクセス手法LINQに関するプログラミング書です。LINQとは簡単にいえば、RDBMS、オブジェクト、XMLなどのさまざまなデータに対して同一のモデルでデータ問い合わせを記述できる技術です。本書はこのLINQがどのようなもので、どう機能するかという基本からスタートし、LINQ構文の説明を踏まえた後に、LINQ to SQL、LINQ to DateSet、LINQ to Entities、LINQ to XMLなどのすでに用意されたデータモデルのプロバイダの仕様を細かに解説します。さらに並列LINQなどの今後登場する上級技術についても説明しています。巻末には、LINQをサポートするために、2008バージョンのC#やVBに追加された言語拡張部分の解説をまとめています。