人権なき自治と分権を憲法は許さない!「分権型統治システム」が高唱されるが、同時に、緩まない集権ネジも模索されている。いまこそ、自治体が自治体であり続けるために、人間の尊厳と人権の保障を目的として国と自治体との関係を大きく把握する「自治と分権」の理論的枠組が必要である。