生命をもてあそぶ者たちの罪を描く2編
テレビプロデューサー・青居は、クローン人間をつくってハンターに殺させる殺人ゲーム番組のために、アンデス山中のクローン研究所を訪れる。研究員の猿田とともに、クローン人間の秘密を知るインカの精霊の子孫「鳥」に出会った青居。しかし、自分自身のクローンがつくられて、クローンだけでなく青居自身も殺人ゲームのターゲットに……。(生命編)/7世紀末。残忍な領主・八儀家正の娘・左近介は、どんな病でも癒すと評判の蓬莱寺の八百比丘尼を殺す。憎い父の病気を比丘尼に治させないためだった。しかし、城に戻ろうとすると、不思議な力が働いて寺に戻されてしまう。寺では異形の者たちが比丘尼の治療をまっていた。(異形編)
【編集担当からのおすすめ情報】
角川書店豪華版のカラーページのほか、『マンガ少年』掲載時の四色、二色ページを再現。全扉絵を収録。