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  • 出版社市民セクター政策機構
  • ISBN9784900997547
  • 発行2015年3月

社会運動 417号(2015 3)

2014年のセウォル号事件の衝撃は韓国の社会経済のあり方を根底から問い直すものだった。この事件を契機に、協同組合基本法施行後に立ち上がった多様な協同組合が、中央政府と官僚制と大資本の支配構造に対抗して、いま韓国の政治経済社会の仕組みを草の根から変えようとしている。弱者、貧しき者たち、下層市民を中心とするこの運動は、新自由主義下での格差貧困問題に真正面から向き合うことによって、現在、世界共通の生政治的局面の最先端を照射するものである。また特集内容は、苦闘する協同組合の百花繚乱状況の具体的紹介、ソウルと光州の市長をはじめ、朴裕河など注目の研究者・運動家が総結集する、韓国社会の実相を知る必読書となっている。ミクロポリティクスから編み直す、新しい政治社会構築への韓国の取組。今まで知られることのなかったこの運動を、総力取材によって先進事例として大々的に紹介する。反韓本溢れる書店店頭に今こそ置いていただきたいアクチュアルな内容です。

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