マクルーハン以降の現代のトライブ(部族)の概念、ベンヤミン、アドルノ+ホルクハイマーなどの批判理論、カルチュラル・スタディーズ、エスノグラフィの方法を詳細に検討しながら、19世紀から1960年代のサイケデリック文化の系譜と向き合い、シーンを生きている/生きる者としての視点をもって、国家や階級、民族に帰属しない共同性の可能性を探る。