二宮尊徳の精神こそ、時代を超えて脈々と受け継がれてきたものとして、今日の混迷に国家や人間が正しく生きる道を示すものだ。そのためには、今一度、二宮尊徳の生涯とその事業を見直し、その根源となる精神を知ることが大事ではないだろうか。本書は、簡明にその生涯と事跡を辿り、大胆に尊徳の精神の真髄を掴み取って、読者に示す名著である。