人の役に立ちたい、人を育てたいと思って、専門職を志し、時間と労力をかけて、資格を取得し、職に就いたにもかかわらず、仕事が続けられない状況に追い込まれるのは、なぜなのだろう?本書では、産業心理学の理論と臨床実践を紹介しながら、人びとが生き生きと働くためには、どのようなことが役立つのかを考えた。対人支援の現場を中心にした、新しい産業心理学を模索する。