「これは戦いの本です。」――教育哲学者・宇佐美 寛が示す作文原理 悪文・駄文を書く大学教師に教えられた学生が教師になる。子どもにこの病気は伝染する。故に教師は、もっと勉強するべきだ。「何の目的で、どんな内容の作文をさせるべきか」の自覚のないまま「どう上手に書くか」ばかり気にする低次元の技術主義に支配されていてはいけない。子どもたちに「書かずばやまじ」という必要感・情熱を生じさせるのだ。