第1部 北村透谷・島崎藤村探究(北村透谷編 透谷における詩と散文-他を撃ち、自らをも撃つ 『楚因之詩』の「表現」に関する覚え書き 『蓬莱曲』論その一 柳田素雄の像と風流について ほか) 島崎藤村編(『若菜集』に表れた虚構の方法 『藤村詩集』考その一 「六人の処女」の「おえふ」について 『藤村詩集』考その二 「おきぬ」「おさよ」論 ほか) 第2部 近・現代文学逍遥(近松秋江『黒髪』論-「旅人」の物語として読み解く 夏目漱石『草枕』論-反「小説」としての『草枕』 芥川龍之介の小説の方法-なぜ真実と偽りにこだわったか ほか)