19世紀前半の西欧における、視覚文化の根本的変容。「観察者」の誕生として特徴づけられるその転換の諸相を、さまざまな視覚器具、絵画、人間諸科学の大胆かつ繊細な分析を通じて明らかにする。視覚文化論の記念碑的名著、待望の邦訳刊行。