両親が残した人形をつくる仕事を続けながら、ひとりで暮らす女の子ゴールディーは、人形を作るときいつも、四角く切られた木っ端ではなく、森で拾った枝を使っています。それじゃないと「生きている」感じがしないからです。ただのにんぎょう、と友達のオームスに笑われてもひとつひとつに心をこめて、ていねいに仕事をしています。そんなある日、お気に入りのお店で、ゴールディーは今までに見たこともないほど美しい中国製のランプを見つけます。そしてすばらしい出会いをすることになるのです。