• 著者高村薫
  • 出版社新潮社
  • ISBN9784103784036
  • 発行2002年5月

晴子情歌 下

戦前から戦後へと続く、母・晴子の回顧と独白は、彰之自身の記憶の呼び声となって波のごとく重なり、うねり合う。母はなぜこうも遠いのか。母とはいったい何者か。薄れゆく近代日本の記憶と、或る母子の肖像。

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