• 著者ヨン・ロアル・ビョルクヴォル 福井信子
  • 出版社NHK出版
  • ISBN9784140018651
  • 発行1999年8月

内なるミューズ 下 / 我歌う、ゆえに我あり

西洋音楽の枠内には収まらない「音・運動・リズム」は、幼年期に自発的な歌遊びを通して身体に刻みこまれ、私たちは皆、"ミューズ的人間"となる。その後も、10代の若者のアイデンティティ模索のうちに、芸術家の驚くべき創作活動のうちに、そして老年期の歌遊びやダンスのうちにミューズは生き続け、人生を潤すとともに、生き生きとした人間性をもたらす。青年期を経て晩年に至る人生の諸段階からエピソードを豊富にひき、音楽学のみならず歴史・心理学・社会学など多様な知の分野を横断しながら、人間の本性としてのミューズの意味合いを考察する、注目のロングセラー。

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