お上を皮肉ってついに命を断つにいたる恋川春町、なんでも世の中のアベコベをやり、あげくのはてに恋女房を吉原に売ってしまった唐来参和、ほかに式亭・三馬、山東京伝など、江戸の戯作者の生態を、見て来たような筆で今によみがえらせる傑作。