馬琴(1767‐1848)が28年の歳月を費やし、心血を注いで創りあげた伝奇小説の巨篇。雄大・複雑な筋立て、リズム感あふれる文章、さらに有名な絵師の手に成る挿絵が興趣を添え、あやしい魅力をたたえて読者に迫る。第1、2輯を収録。