世界の中での日本の存在感がどんどん低下しつつある。その原因はゆとり教育に端を発する教育の劣化と、自信と誇りの喪失にあり、若年教育だけではなく高等教育にも深刻な影響を与えた。戦後花を開いた電気・電子分野の教育が、実は戦前においても非常に高いレベルにあったことを実証する古い大学講義ノートが手元に届いたので、これを披露する。本書では電気材料学と関連する電気化学、物理化学特論について取り上げている。