近くの書店で在庫を調べる
  • 著者深井雅海
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121010735
  • 発行1992年4月

江戸城御庭番 / 徳川将軍の耳と目

徳川吉宗が8代将軍の座につくと、紀州藩士205名を幕臣に編入、側近とした。その中に将軍の耳や目となり活動する隠密の一団があった。御庭番である。彼らは表向き、将軍やその家族の身辺警備・取次などを勤めたが、いったん命が下ると姿を変えて各地で情報収集に当たった。のちにその家筋から幕政に重用される人材を生む。本書は、厳格な統制と秘密保持をもって将軍に情報をもたらし、徳川権力を支えた御庭番を精密に考証する。

>> 続きを表示