自由市場の発展で民を富ませるという梁山泊の国のありようは、他国の根幹を揺さぶる。張俊、岳飛の軍が合流した南宋は、梁山泊との決戦へ。次巻完結を前に、物語は山場へと向かう。〈受賞情報〉毎日出版文化賞特別賞(第65回)