筑後川に堰を築くため、水涸れ村の庄屋5人が身命を賭し戦いを挑む。老武士の奔走に工事は許されたが、待ち受けていたのは思わぬ抵抗、そして犠牲…。これは天の罰か、試練か。慟哭やまぬ時代小説の最高峰・下巻。〈受賞情報〉新田次郎文学賞(第29回)