速記者の静寂について、元興寺の瓦について、そして苛烈な「中庸」について…。すべてがどこかつながる、言葉と暮らしをめぐる省察。「婦人公論」に掲載された文章を単行本化。〈受賞情報〉読売文学賞随筆・紀行賞(第61回)