きみの歌声が聞こえる。 ここが、私たちの辿り着いた世界である。 現代に生きる悲しみを綴った珠玉の作品集。 加藤治郎 自選短歌五首 羽をもつひとと静かな声をもつひとが出会える街路樹だった
噴水のつぶつぶのようわたしたち落ちてふたたび噴きあがるみず
波音がやまないのです朝も昼もふつうの顔をつけているのに
僕たちは生きる、わらう、たべる、ねむる、へんにあかるい共同墓地で
空洞も友となりゆくゆうぐれに濡れたドロップいろの信号
ユーザーページを閲覧するにはFacebook認証が必要です。
一度でもログインしたことがあれば、自動的にログインをした後、ユーザページにアクセスできますが、初めての場合はFacebook認証の確認画面が表示され、了解を得たのちにアクセスできます。