1960年代にARPANETから出発したインターネットは、今や様々な分野で必要不可欠な存在となり、さらに次世代の応用技術やオープンソースプロジェクトを支えるインフラとして発展を続けている。本書は、今世紀最後にして最大の発明とも言われるインターネットの発展の経緯を、その創始の時代から実際に関与したキーパーソンのインタビューやエピソードを交えて、生きたインターネットの歴史を明らかにする。インターネットという壮大なドラマを的確に把握するための貴重な資料として、また今後の技術および関連文化の方向性を探るうえで、幅広く期待に応える1冊である。