横山やすしがラジオ「漫才教室」に初出演したのが、1958年1月。ちょうど60年がたちました。このタイミングで、父についてまったく語ってこなかった息子の木村一八が父についてはじめて本を書きます。彼が知っている父・横山やすしは人々が知っている横山やすしとはまったくの別人。家で子どもに手を上げたことはたった一度だけ。家では非常にやさしい男だったのです。さらに、一八だけが知っているエピソードも満載。一八が聞いたやすしの最後の言葉は「愛人の面倒をよろしく」だった。さらに愛人と本妻との直接対決の場面でとった横山やすしの驚くべき行動とは。誰も知らないその矛盾に満ちた横山やすしの生涯が始めて明らかになります。