「自分の道は発見できたといえるかも知れません」昭和39年の「西国巡礼」の旅を第一歩に、『かくれ里』『11面観音巡礼』等の清新な名著を著わした著者が、創作力旺盛な昭和五十年前後に、若い人たちに向けて書いた「お水取りの不思議」「熊野の王子を歩く」「近江の庭園」等の13篇を収録。失われゆく日本の風土・文化を愛惜し日本人の自然観や信仰を共に考え歩む"私の"巡礼紀行。
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