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  • 著者兵藤裕己
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062580618
  • 発行1995年11月

太平記〈よみ〉の可能性 / 歴史という物語

楠正成の物語。太平記よみの語りは、人びとの意識に、中・近世を通じ浸透する。忠臣か、異形の者か。語られてゆくにつれて正成はちがった顔を見せ、いつしか既存の神話、モラル、イデオロギーを掘り崩す。物語として共有される歴史が紡ぐあらたな現実。その奇妙なダイナミズムを探る。

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