▼第1話/目線のパッティング▼第2話/勇者▼第3話/プロの球▼第4話/それぞれの朝▼第5話/孤独な戦い▼第6話/二人の天才▼第7話/静寂▼第8話/突き進む勇気▼第9話/無謀な賭け●登場人物/沖田圭介(鹿沼カントリークラブ初のプロゴルファー)、シルバー・スコット・ウォーレン(天才ゴルファー。プロ歴7戦全勝。大財閥の御曹司)、グレゴリー・オースティン(下町のジャズハウスに出演中に沖田と出会ったサックス奏者)●あらすじ/コングレッショナルCCでの全米プロ選手権3日目。大会中、スランプが続く沖田だったが、10番ホールで二打目をピン右の“ベタピンショット”を放つ。ここでバーディを取りたい沖田はパティングの際、研修生のときに亡くなった宇賀神に言われた「パッティングは、目線を悩ませちゃいかん。」という言葉を思い出した……(第1話)。▼沖田は10番の後、13番でもバーディを取り、通算スコアをー7とし、トーナメントリーダーのウォーレンとノーマンと二打差まで追いついた。そして、17番ホール。ピンの位置がグリーン左奥にあるにもかかわらず、沖田はティショットで左サイドに打ってきた。このショットは、ミスなのか、それとも沖田の作戦なのか!?(第2話)●本巻の特徴/最終日、ウォーレンと回ることになった沖田は、観客がすべてウォーレンの味方という不利な状況の中、戦わなければならなかった。しかし、落雷の事故で入院したトム、日本で待つ友人たち、天国にいる宇賀神とリリィの応援を背にうけ、沖田は戦い続ける。